NPMパッケージを作って公開することで、ポートフォリオの強化もできて、便利なコードをコミュニティと共有できる。この間、自分の初めてのNPMパッケージを、漫画ビューアー(github.com/Mangatsu/mangatsu-reader)を、まだ完全にα版みたいなものではあるが、作って公開した。このガイドでは、TypeScriptプロジェクトのリポジトリをセットアップして、便利なリンティングツールを使う設定、最後にパッケージをNPMに公開する方法を説明するよ。
npmパッケージの場合、MIT(またはISC)がシンプルで使いやすいからおすすめ。でも、使い方によってはApache 2.0(特許付き)や(A)GPL 3.0みたいな強力なコピーレフトライセンスが合うかも。LICENSE
(もしくはCOPYING
)ファイルを作成するのを忘れないように!
npm init
でプロジェクトを初期化する。
これでデフォルト設定の package.json
ファイルが生成される。git init
でGitを初期化して、.gitignore
ファイルを作成。rimraf
をインストール。
tsconfig.json
ファイルを作成して、TypeScriptの設定を行う。
この設定で、src
ディレクトリからファイルをコンパイルして、lib
ディレクトリに出力される。eslint.config.mjs
:
package.json
に以下を追加。
package.json
に tsc
, clean
, build
コマンドを追加。
npm run build
で src
から lib
ディレクトリにTypeScriptファイルがコンパイルされる。lib
フォルダにコピーする。
npm login
package.json
のメタデータを更新: package.json
に、名前、バージョン、説明、メイン、ライセンス、ファイルフィールドを追加。ファイルフィールドでパッケージに含まれるファイルを指定する。
npm publish
。初回公開時には npm publish --access public
でパッケージを公開することができる。これで、リンティング、フォーマット、プレコミットフック、アセットコピーを含むビルドプロセスを備えたTypeScript NPMパッケージが作成できた。ユーティリティ関数やライブラリを公開するとき、このセットアップがスムーズなワークフローと高品質なコードを維持するのに役立つ。
このガイドに沿って、TypeScriptパッケージをNPMに自信を持って公開し、綺麗でメンテナンスしやすいコードベースを管理できるようになるはず。